こんにちは、ヒカルです。
今回は公務員の残業について、その実態をご紹介していきます!
公務員って残業ないんでしょ?
本当のところはどうなの?
今回はこういった疑問に答えます。
✔本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、大卒後、市役所に5年間勤務していました。
元地方公務員だった僕が、解説します。
それでは早速、本編です。
他の自治体や部署、さらには担当者の能力や時期によるところもあるので、
その点はご了承くださいませ。
公務員の残業はあるのか?
最初に結論を申しますと、残業は普通にあります。
公務員というと、定時退社のイメージを持つ人も多いと思いますが、
全くそんな事はありません。
もちろん、台風やコロナ等の社会情勢や、部署にもよる等、運によるところもあります。
更に言うと、仮に何も無くても定時には帰りづらいです。
みんなが周りの顔色をうかがっているような雰囲気です。
30分くらいは席で何かしらをしています。
どのような場合に残業になってしまうのか
![](https://hikarukun.com/wp-content/uploads/2022/02/zangyoudai-1-300x155.jpg)
実際に、僕の体験や裏話を書いていきます。
仕事が終わらない時
税務課時代のように、どんなに頑張っても、年度末の繁忙期等、物理的に無理な時はあります。
昼間に市民が想定外に多く問合せに来ると、自分の事務仕事が進められないので、
定時後の夜からが本番なんてこともざらにあります。
なんなら、土日に残務処理でサービス出勤をしている人も結構いました。
忙しい部署に配属されてしまったら、ご愁傷様です。。
商工観光課時代
商工観光課は土日にイベントで休日出勤することがありますが、
よくある事務作業の残業というよりは、外でイベントに従事しているので、
どちらかというと楽しいものでした。
通常の事務作業の残業で言えば、
僕が担当していたふるさと納税の事務においてですね。
年明け1月10日が全国的にワンストップ特例申請書の提出期限なのですが、
膨大なマイナンバーの確認作業等々、この時期はなかなか大変でした。
とはいえ、次に紹介する税務課はこの比ではありませんでした・・。
税務課時代
税務課はマジで繁忙期と閑散期がハッキリしていました。
繁忙期は1月から3月末です。
僕の担当していた固定資産税の事務では、
翌年度の課税に向けて現場確認や課税システムへの入力作業が大忙しとなります。
さらに確定申告の時期でもあるので、
単純に問合せも増えるし、申告の受付も仕事に加わるしで、
この時期の残業は避けることができないんですよね。
僕の3月の残業時間は80時間とかでした。
頭痛があっても、翌年度の課税に向けて3月31日までに少ない人員で終わらせないといけないので、帰れなかったです(泣)
ただ、22時でシステムが強制ダウンする関係もあり、夜中まで働かさせることは無かったので、その点はせめてもの救いでした。
22時に入力作業を終え、片づけ等を行い、毎日帰宅は22時30分過ぎです。
一人暮らしなので晩ご飯が用意されてるわけでもなく、お店も大体やっていないので、
この時期は毎日コンビニ弁当でした。。。
台風等の緊急出動
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この記事でも書きましたが、突然大雨や台風が来ると、休日でも夜中でも出勤となります。
天変地異は突発的に起こるので、仕方ありません。
職員の離脱時
部署内の職員が離脱すると、他のメンバーでカバーすることになるので、大変になります。
例えば、精神的な病で来れなくなる等です。
仕事内容的になのか、パワハラによるものなのか。
実は結構いるんですよ。
入ったばかりの1年目の人でも、2年目の人でも来れなくなった人を見てきました。
ちなみに女性職員の産休での離脱はそんなに影響無いです。
前もって分かっており、お休みに入られるタイミングで
他の育休から復帰する職員が計画的に充てられていました。
残業代は満額つく?
![](https://hikarukun.com/wp-content/uploads/2022/02/zangyoudai-300x150.jpg)
満額はつかないと思った方が良いです。
実際に定時後に働いた分が全て時間外手当としてつくことはまず無いです。
上司に時間外勤務を申請し、認められれば残業代(時間外手当)がつきます。
時間外勤務の時間帯について
勤める自治体によるかもしれませんが、
定時が17時だとしても、何故か17時30分からしか時間外勤務の申請が出来ませんでした。
17時以降もそのまま仕事をしていても、謎に30分間はタダ働きです。
これは本当に謎でした。
他にも、19時から外部の関係者等を交えた会議があったとして、
18時代から会議室に資料を置いたりセッティングを始めますよね。
それでも会議スタートの19時からしか申請が出来なかったです。
上司に申請を断られる
上司によるかもしれませんが、僕の上司はとにかく残業代を出させない人でした。
新卒の入庁ほやほやの時に、最初の2回ほど、申請した分を断られました(笑)
その時の上司の言い分としては、
残業代を得ようとするのは悪いことなんだと、この時に洗脳されました(笑)
今思うと、ここで残業代をゲットできていたら、僕は無駄に仕事をゆっくり進めていたかもしれません。
っとまぁ、おかげさまで、
遅くまで残っても残業代出ないし無駄だなと思い、全力で定時に上がろうと日々頑張れました。
まとめ
楽だと思って入ってきたら、カルチャーショックを受けると思います。
部署ガチャ・上司や周りの職員の能力・社会情勢(コロナ)等、これはもう運ゲーです。
個人の力でどうにかなるものではありません。
どんなに能力が高く、ぱっぱと仕事を終わらせても、上司から次の仕事が降ってきます。
結果的に仕事は増える一方だし、なんなら出来る認定されて大変なポジションに異動となってしまうかもしれません。
個人的には、ぱっぱと仕事を終わらせるよりは、20%の余力を残す程度に力を入れ、
仕方のない残業は受け容れてやっていくしかないなと思っています。
残業0は無理です。
では今回は以上となります!