こんにちは、ヒカルです。
今回も、前回に引き続き、市役所での仕事内容編です。
細かい雑務は置いておき、面白そうな、皆さんが興味深そうな内容を紹介していきます。
ちなみに前回の記事はこちらです。

それでは早速、本編です。
なぜ?何しに?
今回はこういった疑問に答えます。
✔本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、大卒後、市役所に5年間勤務していました。
こういった僕が、解説します。
市内の企業訪問
僕が所属していた商工観光課では、市内の事業所を定期的に訪問していました。
時期は特に決めておらず、1社ごとにアポをとり、年間とおして訪問していきます。
自治体としての狙いは??
自治体としての狙いは企業留置です。
まずは、お互いに顔見知りとなれば、企業からも行政へ気軽に問い合わせ等できるようになるのではないかというところからです。
ひいては、企業留置、つまり市内にずっと居てくれることに繋がれば、という狙いです。
遊休地(空いている土地)や補助金の情報等を案内することにより、事業所が更なる良い環境を欲して市外へ流出していく可能性を少しでも低くできればというところです。
泥を塗らないよう、身なりは綺麗目で、知識武装して対応を爽やか目でいることは本気で心がけていましたね
また、やっぱり人である以上、良好な付き合いは重要です。情で残ってくれることもあると思います。
メリットは?
◎住民税や法人税を減らさずに済む
地元で雇用されている人もいるかもしれませんが、中には他地域から引っ越してきた人もいるはずなので、そういった雇用者の流出を防げます。
歳入の減少を防ぐ大事な役割です。
番外編①:アポどりで極度に怪しまれた話
多くの企業訪問のアポを電話でとってきましたが、
一度とっても怪しまれてしまいました(笑)
相手「なぜうちの会社を訪問したいのですか。うちの何を見たいのですか。切らせていただきます。」
その後すぐに、おそらくホームページで電話番号を調べたようで、
折り返し電話がかかってきました。
そしてOKをいただけました。
用心深いことは良いことです。
ただ、知り合いの奥様がそこの会社でパート勤務していたようですが、
どうやら色々と怪しいところがあったみたいです。
何か隠したい事があったんでしょうな。
変な意味で記憶に残るものとなりました(笑)
番外編②:失敗したお話
失敗したお話もしておきます。
よくトークの切り出しに使っていたんですが、
恥をかいたというか、相手方に気を遣わせたお話です。
市の看板を背負っているのに、大変失礼なことをしてしまいました。
このこともあり、僕は日経新聞を毎日読むようになりました。
失敗の経験から、徐々に社会人としてステップアップしていきました。
東京・大阪への訪問
東京や大阪等の本社へも出張で行きます。
大手のゼネコン等に訪問させていただきました。
自治体としての狙いは??
狙いは企業誘致です。
先ほどの企業留置と文字が似ていますが、これは「誘致」
会社を引っ張ってくる事です。
市内の遊休地をアピールし、その条件の土地を探している企業を引っ張ることができれば、
自治体にメリットがあります。
メリットは??
◎住民税や法人税の増収が見込める
要は先ほどの企業留置の裏返しですね。
企業を誘致するということは、そこで働く従業員を誘致することにも繋がります。
従業員を地元から採用するのも多いと思いますが、工場移転・新設と共に他地域から移り住む人々も一定数見込めます。
企業誘致の際のアピール材料として、そのような移住される雇用者に向けての、生活環境の充実度合いも重要となります。
魅力的な自然環境が多く暮らしやすい等の条件も案内していました。
余談です
東京や大阪、名古屋にも行くことがありました。
これらの訪問には、近隣自治体の担当者と向かいます。
一通りの訪問が終わると、そこから自由解散でした。
近隣自治体で仲の良い人同士は、現地の食事を堪能してから帰っていたようでした。
でもちょっとした旅行感覚を味わえて良かったです
終わりに
今回はここまでとなります。
商工観光課の業務の一つ、企業訪問。超重要です。
まぁ重要でない業務なんて無いですけどね。
それにしても、営業って感じで公務員っぽくないですよね。
入庁するまで想像していなかった内容だった事もあり、面白かったです。
次回で商工観光課編は終わりです。
イベント業務について紹介していきます。
どうぞよろしくお願い致します。