こんにちは、ヒカルです。
今回は、市役所での仕事内容の、税務課編です。
税務課の中でも、私は固定資産税の担当でした。
細かい雑務は置いておき、皆さんが興味深そうな内容を紹介していきます。
↓では今回のテーマです。
窓口対応とか実際どう?
今回はこういった疑問に答えます。
✔本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、大卒後、市役所に5年間勤務していました。
こういった僕が、解説します。
それでは早速、本編です。
税務課の係について
まず、税務課といっても、係がいくつかに分かれています。
私の勤めていた自治体では以下のように分かれていました。
- 市民税係
- 固定資産税係
- 管理係
- 徴収対策係
私は固定資産税係でした。
固定資産税係
そもそもの固定資産税とは、以下のとおりです。
毎年1月1日(賦課期日といいます。)に、土地・家屋・償却資産(これらを総称して固定資産といいます。)を所有している人が、その固定資産の価格をもとに算定された税額を、その固定資産の所在する市町村に納める税金です。
固定資産税係といっても、さらに担当が分かれます。
私の勤めていた自治体では主に以下のように分かれていました。
- 土地担当
- 家屋担当
私は主に土地の担当でした。
土地担当の業務
土地担当の業務についてです。
現場確認
法務局からの通知等により、『畑→宅地』になった場所等を実際に確認しに
車で向かいます。
この時、ただ向かうだけでなく、様々な状況の変化に気づけるよう、常に目を凝らしながら移動します。
・山林だった場所に太陽光パネルが設置されている
・家屋の建築予定の土地に基礎が出来上がっている
一例ですが、上記等の場合は、土地の地目の登録を変更する必要があります。
変化に気付けないといけないので、
視野の広さは結構求められますね。
・地図が読めること
・車を運転できること
余談です
基本的には職員二人組で現地へ向かいます。
いろんな道を移動します。行き止まり時にはバックで戻ることもあります。
なんと聞いた話では、、
時速80㎞でバックする危ない人もいたとか。。
怖すぎる…!
情報の入力
上記の現場確認により確認した情報に基づき、システムにて地目の変更を行っていきます。
また、税務通知による様々な変更処理も行います。
相続や売買等による所有権移転、分筆等です。
分筆はGISにて、土地の大きさを正確に確認しながら分けていきます。
地理情報システム(GIS)とは、
コンピュータ内に地理情報を取り込み、それを活用するシステムのこと
税務課は、様々なシステムでの作業がとても多かったです。
いろんな機能があり、最初は戸惑いました。
システムへの入力作業は多いですが、
基本的に役所の仕事は“前任者からの引継ぎ”を
しっかり行うので安心です。
家屋担当の業務
僕はメインは土地担当でしたが、
家屋の仕事も一部手伝いで行くことがありました。
新築家屋の評価
新築のお家を評価しに行きます。
- 建具(扉や窓などの大きさ)
- 評価(壁の部材など)
を実際に見に行きます。
外から計測を行い、お家に上がらせてもらい中からも計測します。
特に注意していた事
家屋評価では、家主からしたら、
他人を新築の家にあがらせるわけです。
僕個人としては、誠実な印象を持ってもらえるように特に以下を注意していました。
・綺麗な恰好
・姿勢正しく
・礼儀正しく
上記は当たり前ではありますが、やはりとても重要だと思います。
特に大変だったこと
冷房がまだ付けれていない家
※これは真夏に限っての話です。
新築といえども、既に人が暮らし始めていれば、冷房が付けてあり
スムーズに快適に作業を終えれます。
しかし、、
まだ家が完成したて等で、人が住んでいない家だと冷房がついていないので、
暑さがかなりキツイデス。。。
机や椅子がまだ無い家
家屋の評価後は、
資料を用いて家主に税金の説明をしていきます。
基本的には、既に人が暮らし始めていれば、椅子に座らせていただき、
テーブルに資料を置いて説明をしていきます。
しかし、、
まだ家が完成したて等で、人が住んでいない家だと、
家具がそろっていないことも結構あります。
その場合は、床に資料を置き、正座して案内していきます。
足が本当にキツイデス。。。
税務課の雰囲気
税務課はとにかく窓口や電話対応が多いです。
私の自治体では、市民課については窓口対応を派遣に依頼していました。
税務課は派遣に依頼せず、正職員が全て対応していました。
ですので、税務課が最も窓口対応が多い部署でした。
事務作業をやっていても、電話や窓口対応で中断されることが本当に多いです。
その電話や窓口対応後に再び事務作業に戻っても、
どこまでやっていたか思い出すのに数秒かかります。
その数秒でまた電話や窓口対応があり、以下無限ループ…となります。
日中はなかなか自分の仕事を思うように進めることができないので、
定時後からが本番なんて人も多くいます。
残業代が満額つくわけでもないので、この部分は結構つらいですね(笑)
また、税務課は翌年度の課税に向けて入力を期限までに終わらせる必要があります。
チーム全員で進めていくので、誰がどこまで出来ているか進捗の確認は欠かせないです。
くどいくらいに内部でコミュニケーションをとったり、工程表への入力を促したり、
確認を進めていくことになります。
どのお仕事も一緒ですね。
終わりに
以上が税務課の業務の一部の紹介となります。
これ以外にもまだまだたくさんやることがあります。
仕事量は結構多いですね。
新年度の課税に向けて大詰めとなる、
2月や3月は残業地獄です。
税金が高い等の理不尽なクレーマーとかも多いです。
なかなか大変な部署ではありますね。
クレーマーについては以下の記事をご覧ください!
それではまた次回!
今後もどうぞよろしくお願いいたします。